ついに嵐まで!アーティストのチケット転売対策に顔認証導入、ファンに波紋が広がる

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人気アーティストのライブチケットがネットで高額転売される事例が後を絶たないそうです。1万円のチケットが数十万に、というケースもあるそうで、音楽業界は入場時の顔認証を導入するなどの対策をとっているようですが、いろいろな波紋も広がっています。

顔認証のさきがけはももクロ

音楽業界での顔認証の先駆けは、2014年に導入した人気アイドルフループ「ももいろクローバーZ」らしいです。

以前は目視などをして、確認していたそうですが手間やコストがかかる上に、他人名義の証明書持参でチェックをすり抜ける人も現れたのだとか。そこで、空港の入国管理の審査向けに開発されたシステムを活用できればと思いついたそうです。

気になる精度は6年前の段階で、誤判定の可能性は1000人に3人ほどだったそうで、今現在はさらに向上しているそうなので、100%に近い精度なのではないでしょうか。

顔認証は、申し込み時にネット上に顔写真をアップロードして登録し、ライブの当日は会場の入り口に設置されたタブレットの前に立つと、本人の顔と申し込み時の写真が照合される仕組みだそうです。

入場管理業務を担当する東京・渋谷区の「ティパーズ」がNECの開発したシステムを使い運営しているそうです。このシステムを「B’z」や「Mr.Children」などのライブでも導入済みで、これまでなりすましによる入場やチケットの転売は確認されていないそうです。

ファンに衝撃が走る

ジャニーズの人気アイドルグループ嵐のファンクラブ向けのメールで、ライブの入場時に顔認証で本人確認することが告知されたそうです。導入は4月からで、ファンの間では「ついに嵐も!」といった書き込みが相次いだそうです。

そこで困るのが、ファンクラブ会員で複数の名義をもっているファンです。

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出典:http://umimoo.blog111.fc2.com/blog-category-21.html

例えば嵐の場合、

嵐のライブチケットが購入できるのは基本的にファンクラブ会員のみで、ファンクラブに入っている人たちでさえも抽選で購入できる人が決定するシステムです。

どうしても、何が何でもライブに行きたいファンは当選確率をあげるために、家族や友人名義で何口もファンクラブに入会し、申し込みをしている強者も多いのだとか。

顔認証が導入されたら、この行為ができなくなってしまうのです。

顔認証導入賛成派も

ファンクラブの名義は自分だけ、という人にとっては顔認証導入は喜ばしく思う人も少なくないようです。

他人名義の申し込みが減る分、当選確率がアップするかも?とひそかな期待があるようです。

頼りはネットのチケット売買サイト

残念ながら、抽選に外れチケットが入手できなかった人が頼るのが「チケットキャンプ」などのネット上のチケット売買サイトなのです。

高額でもライブに行きたいファンがチケットを手に入れられるサイトで、転売市場も伸びているそうです。

急に行けなくなった場合の転売に利用する人もいるのは確かです。でもその裏に転売目的でチケットを購入する「ネットダフ屋」が存在し、横行しているのも確かなようです。

顔認証導入の裏に営利目的の転売

アーティスト側としては、純粋なファンにライブに来てもらい楽しんでもらえるのが本望でしょう。アーティストが大好きで、絶対ライブに行きたいというファンが多くいるのも確かです。問題は人気のアーティストのライブチケットは高く売れるので、営利目的で高額の転売をする輩がいることです。実際に1万円弱のチケットが数十万で売買されている事例も常態化していたといいます。

まとめ

ダフ屋行為は多くの都道府県が迷惑防止条例で禁止していますが、その行為は「駅やチケット売り場などの公共の場」での転売を禁じているケースが多く、ネットで購入し、転売した場合は対象外と解釈されるのだそうです。

顔認証導入も転売防止の一助となりそうですが、ネットのダフ行為を取り締まる条例ができるといいのかも知れません。

しかし、行けなくなったチケットが、もったいないですよね。高額のチケットがただの紙切れにならないように、欲しい人が手に入れられるのは喜ばしいことなので、転売する時の価格の上限を定価の1.5倍や2倍程度までといった決まりがあれば、額面の数十倍もするチケットは出てこなくなるのではないでしょうか。

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