3月22日の千葉日報からの記事です。
千葉県茂原市の双葉電子工業の長生工場内(長生郡長生村)に無人航空機(ドローン)の操縦を学べる「双葉ドローンスクール」を開校するそうです。募集は4月から行うそうで、長生工場内には練習用のグラウンドと屋内の練習場も用意されているようです。
産業用のドローンオペレーター、操縦者の育成に取り組むことで、今後多様な利用が見込まれるドローン事業への人材供給を目的としているそうです。
出典:http://www.futaba.co.jp/industry/industry_new/news_20160322_2
操縦者不足の対応、育成と供給へ
受講の詳細
●初心者が対象
●受講目的:仕事、趣味のいずれでも受講可能
空撮や農薬散布など、より専門的な技術を身につけたい人には該当するスクールを紹介してくれるそうだ。
●受講期間:5日間(1日7時間)
●費用:30万円程度
●指導員:双葉電子社員やOB
1人が3から5人の指導にあたる予定
※飛行機全日本F3チャンピオンも指導にあたる
1日目 | 座学:ドローンの仕組み、安全面の講習 |
2日目 | 実技:屋内練習や平坦なグラウンド |
3日目 | 実技:障害物のある場所や |
4日目 | 実技:ラジコン模型飛行場など実際に飛ばし |
5日目 | 実技:操縦技術を身につける |
※カリキュラムの例であり、実際とは異なります。
上記の受講を終え、終了検定に合格すると、専門機関、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)認定の操縦者技能資格証明も受けることが出来るようです。
教科書やフライとシュミレータ、練習用実機などの機材は双葉電子側が全て用意するそうで、受講に際しドローンを個人で用意することは不要です。
初年度は100人~150人程度の受講を見込んでいるようで、2年後には2倍くらいに増やしたい考えだそうです。
ドローンスクール問い合わせ先
〒299-4395千葉県長生郡長生村薮塚1080
電子機器事業センター ソリューション営業部ソリューション営業課
担当 赤塚廣香TEL 0475-32-6173
FAX 0475-32-6179
双葉電子工業株式会社とは
双葉電子工業は千葉県茂原市にある会社で、ラジコン用送受信機で国内9割を超えるシェアを誇ります。趣味がラジコンという人は知っていて当然の会社なのではないでしょうか。
ホビー用のラジコンの他、産業用のラジコンも手掛ける他に、車載用の有機EVディスプレイや蛍光表示管なども生産しています。
ドローン事業はハード面でしか参入できていないため、スクールの開校はトータルで事業展開するきっかけにしたいと意気込んでいます。
今後、多様な分野で活用が期待されるドローンの操縦者不足に対応するため、スクールで育てた人材を操縦だけではなく、保守点検要員として派遣する仕組みの構築も検討しているそうです。
知っておきたいドローンの飛行について
2015年のドローンによる事故、首相官邸の屋上に落下していたり、姫路城の天守閣に激突したりしたのがきっかけとなり、航空法の一部が改正されています。
平成27年12月からドローンやラジコン機などの無人航空機の飛行ルールが導入されるようになりました。詳しくは国土交通省のウェブサイトでご確認下さい。
まとめ
今後多様な分野で活躍が期待されるドローンの操縦者の育成に千葉県の会社がスクールを開講するのは大いに歓迎したいことです。
ドローンの仕組みや安全面をきちんと学び技術の訓練ができるドローンスクール、趣味、仕事は問わないそうなので興味のある人は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
コメント
54歳の会社員ですが、まず、入学は可能ですか?
また、需要はあるものでしょうか?
通常、 給与はどのくらい?
双葉電子のホームページを見ていただければわかりますが、受講資格に20歳以上とだけ謳っており、上限は設定されていないので入学は可能だと思います。
ご覧になって見て下さい。
http://www.futaba.co.jp/industry/drone.school
資格と技術があれば、これからどんどん需要の増えてくる分野なのではないでしょうか。
給料についてはわかりません。ドローンの使われる職場によって違うのではないかと思います。
田んぼの農薬散布だったり、工事現場の人の足の踏み込めない危険箇所の空撮だったり、ドラマや映画撮影でも使われるようになるようですね。
きちんとした返答が出来ず、申し訳ありません。