一時期素材の旨みがアップし、健康にも良いといわれ『塩麹』が流行りましたよね。
お肉や魚がやわらかくなるので、調味料としてとても重宝していますが、この『塩麹』を上回る調味料があるそうなんです。
4月2日のサタデープラスでは塩麹を上回る麹の特集が放送されていました。
そのままサラダにかけてもよく、お料理の下味に使ってもよいのだとか。
その調味料とは『しょう油麹』
医師も認めるしょう油麹の効能
健康と食の関係を研究されている白澤卓二医学博士が、しょう油麹をこのように説明されています。
★塩麹に比べ塩分量が少ない上に、旨み成分が10倍もある
★旨み成分が強い分、少ない量で美味しくなるので塩分の摂取量が少なくて済む
麹パワーその1・しょう油麹の作り方
◎1度作れば冷蔵庫で1週間ほどもつそうです。
材料
麹は米などの穀物に麴菌を発酵させた発酵食品で、スーパーなどでは300円前後で購入できる
●乾燥麹・・・200g
●濃口しょうゆ・・・300cc
作り方
①板状の乾燥麹を手でほぐしながら瓶に入れる
②濃口しょう油を入れ、よくかき混ぜる
③フタをして1週間ほどねかせて完成
これでは1週間後にしか食べられないと思ったあなた。
1晩で完成させられる裏技があるそうですよ。
そのやり方とはご飯を炊く炊飯ジャーを使うをそうなんです!
1晩でできるしょう油麹
①炊飯ジャーにお湯(60℃)を入れ、耐熱瓶に入れたしょう油麹を置く
60℃前後に保つのがポイント!
②炊飯ジャーの蓋を開けたまま、布きんをかぶせて保温状態にする
※ジャーに異変があった場合には使用を中止してください
③およそ8時間で完成
どんな食材にも合うしょう油麹ですが、おすすめは肉料理だそうです。
肉の生姜焼きを作る時のしょう油をしょう油麹に置き換え10分漬け込んで焼くと、お肉がジューシーでやわらかくなって美味しくなるそうですよ!
普段使うしょう油の量の2/3ほどでしっかりと味付けができるそうなので、濃い味が苦手な人は普段の半分の量でトライしてみると良いかもしれません。
麹パワーその2・麹の甘酒の素
江戸時代には飲む点滴と言われていたほどの甘酒、ビタミンやミネラルが豊富で、最近では夏バテ予防にも流行りましたよね。
その甘酒は腸内環境を整え善玉菌を増やす働きがあり、便秘や肌荒れの解消にもなるそうです。
その甘酒が家庭で簡単に作れるそうです。
材料
●乾燥麹・・・200g
●お湯・・・200cc
作り方
①板状の乾燥麹を手でほぐしながら瓶に入れる
②60℃のお湯をいれ、1週間ほど寝かせて完成
※これも1晩でできるしょう油麹と同じ裏技が使えます。
※この場合には耐熱瓶を使います。
◎甘酒を飲むときには、同量の水がお湯で溶かして飲んで下さい。
健康を考えて取り入れるならば、
1日3回、1回の量(90cc)を食間に摂るのがおすすめだそうです!
また飲むだけではなく、調味料としても使えるそうですので、毎日の食事の中にも簡単に取り入れられそうです。
失敗しないで作るのはヨーグルトメーカーがおすすめ
温度設定ができるタイプのヨーグルトメーカーだと、発酵食品がいろいろ自分で作ることができて便利です。
まとめ
塩麹も万能な調味料ですが、しょう油麹はそれ以上に優秀な調味料であることがわかりました。
少ない量で調理できることがポイントで、結果的に塩分の摂取量が抑えられるんです。塩分控えめな食事で物足りないと感じていた人もこのしょう油麹を使って調理したら満足できるかも知れません。
甘酒の素もそのまま飲んだり、砂糖に置き換えて調味料として使ったりできるそうなので、いろいろなお料理に取り入れられそうです。
しょう油麹も甘酒の素も作り方がとても簡単なので早速作って冷蔵庫に常備してみてはいかがでしょうか。
簡単とは言ってもも60℃の温度管理ができていないと、甘酒の素が酸っぱくなったり最大限に麹の甘味を引き出せなかったりするので温度管理はきっちりすることが大切なようです。