德永英明さんを襲った「もやもや病」は日本人とこどもに多いらしい

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歌手の德永英明さんが「もやもや病」で手術をされていたと報道されていますね。

その「もやもや病」病名を聞いただけではわからないですよね。イメージは心がもやもやする感じ、精神疾患かな、と思ってしまいますが、聞くところによると脳の病気で難病指定にもなっている病気なのだそうです。

今朝のテレビ朝日「グッド・モーニング」この「もやもや病」について詳しく説明してくれていましたので、まとめてご紹介します。

もやもや病ってどんな病気?

moyamoya

画像元:http://www.min-iren.gr.jp/?p=6230

人間の脳には太い動脈が通っていて、栄養を脳に送っているのだそうです。

もやもや病になってしまうと、この動脈がつまってしまい、それを補うために細い血管が発達していくそうです。この細い血管がまるでたばこの煙のようにもやもやして見えることから、「もやもや病」と名前がつけられたそうです。

日本で見つかった病気だそうで、正式な病名はMoyamoya Diseaseだそうですよ。

もやもや病の原因

原因が不明だそうです。難病指定もされています。

日本でのおよその認定患者数は約15000人もいるそうです。

この病気は欧米人よりもアジア人に多く、さらにアジア人の中でも日本人の患者が圧倒的に多いそうです。

なぜ日本人に多いのかが解明されていないそうですが、遺伝的な要素があるのではないか、と考えられているそうです。

もやもや病はどんな症状なの?

歌手の德永英明さんの場合

40歳の時

●頭が痛くなった

●しびれる

●言葉がうまく話せなかった

●歌っていてもデンポが遅れてしまう

などの症状が出たそうです。

この時は「もやもや病」による一過性脳虚血発作と診断されたそうです

◎脳虚血とは血流が悪化して、脳に血流が行きわたらなくなってしまうことで、脳梗塞の一歩手前の状態のことだそうです

子供の多くは、繰り返す頭痛、失神発作、脱力発作、けいれん発作などの症状を認めます。これらの症状にはきっかけとなる動作があります。たとえば、熱い麺類を“ふーふー”しながら食べた、楽器を演奏した、かけっこをした時などです。これは過呼吸といって、大きな息を短い時間に繰り返すと、血液中のある成分のバランスが崩れ、これにより“もやもや血管”が細くなり、血液の流れが乏しくなった結果、脳梗塞のように症状を出すと理解されています。

出典元:http://neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp/edemiru/moyamoya/shoujyou.html

大人は、約半数が脳出血で発症します。残り半数は、小児と同じような虚血症状です。脳出血の症状は突然おこる、頭痛、意識障害、麻痺などで、緊急の対応が必要です。

出典元:http://neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp/edemiru/moyamoya/shoujyou.html

もやもや病の好発年齢は

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5歳から10歳のこども30歳から40歳の大人に多いそうです。

これは驚きですが、5歳から10歳の子どもが一番発症しやすいそうです。続いて30歳から40歳で、この年代以外の患者はあまりみられないそうですよ。

もやもや病が怖いのは

脳に血流が行きわたらなくなる状態がつづくと、脳梗塞や脳出血を発症してしまう可能性が高くなってしまうことだそうです。

成人に多い脳出血で発症するタイプでは、その出血量と場所により重い後遺症を残す場合があります。また時に出血量が大量である場合、生命に対して重大な危険がおよぶ場合があります。出血で発症するタイプは虚血で発症するタイプに比べ

  1. 症状が重い
  2. 再び出血することが18~40%ありそれは10~20年後の場合もまれではない
  3. 出血を防止する有効な治療方法が今のところない

などの問題があります。

出典元:http://neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp/edemiru/moyamoya/chiryou.html

もやもや病はどうやって発覚する?

脳虚血の発作がでて発覚する場合がおおいそうです。

例えば

(子どもの場合)

●熱い食べ物をフーフーして冷ましているとき

●リコーダーを吹いているとき

(大人の場合)

●突然脳出血を発症してもやもや病だったことがわかった

●息を強く吸ったり吐いたり、熱いラーメンをすすっているとき

強く息をすったりはいたりすると、脳の血管が一時的に収縮するそうで、脳虚血という状態になり意識障害や痙攣といった症状がでて発覚するそうです。

もやもや病の早期発見は

脳ドックでMRI検査を受けるとわかるそうです。もやもや病がわかっても多くの場合経過観察で済む場合がおおいそうです。

徳永英明さんのように二度目に症状が出てしまった場合に手術になるそうです。

まとめ

もやもや病の好発年齢が5歳から10歳とは驚きでした。

発覚するタイミングも息を強く吸ったり吐いたりする時にでるようなので、いつもと違う様子などからわかるかもしれないです。

大人の場合は脳出血から起こる場合が多いそうなので、こわい感じですが脳ドックを受けると診断が可能だそうです。心配な人は一度検査を受けてみてはいかがでしょう。

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