両親が70歳を過ぎ、少し健康状態が心配な今、ついつい長寿や健康がテーマの番組に目がいってしまいます。長寿で健康に過ごされている名医は普段どのような生活をされているのか気になり、まとめてみました。
諏訪中央病院鎌田實医師67歳の場合
独自の健康法を広め長野県を日本一の長寿県に導いた医師です。
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忙しい診療の合間をぬって精力的に講演会やボランティア活動で日本中を飛び回っているそうです。
普段から気を付けているポイント!
健康はいい人生を過ごすための道具であって、その道具は磨かないと錆びつく
1、食事
2、運動
3、心のリセット
この3つが健康の道具を意識して磨いているそうです。
①講演会やボランティアがライフワークになっていて足腰をよく動かす、このライフワークが足腰の運動になっている
②野菜を沢山食べていたら、食べたいものは我慢しない
③味に感動しながら食事をして幸せホルモンのオキシトシンを出しながら食べる
オキシトシン |
美味しいものや美しい景色に感動するなど人生を楽しんでいる時に出るといわれている脳内ホルモン。
免疫力をあげて感染症を防いだり、動脈硬化などで傷ついた血管を修復する働きもあるほかにストレスを緩和する作用もある。
オキシトシンはある行動で増やせる
ふれあい・・・愛情をもって人とふれあう時にも分泌されるので、人のことを考えて行動していたことが、結果的に自分自身の健康につながる。
あきたけ小児科の秋武邦子医師84歳の場合
84歳の現在も週6日診療している現役の小児科の医師です。普段から患者の子供たちに接する時は普通のお友達同士のようにしているそうです。おもちゃやぬいぐるみを診察室において、子どもたちが安心して診察を受けられるように工夫しています。
普段から気を付けているポイント!
①味噌汁の出汁は昆布・いりこで濃いめに出汁をとり、味噌は減塩のものを使う
出汁をとったあとの昆布・いりこも捨てずに具材として食べる
②皮と実の間には大事な栄養分があるので、大根おろしは皮ごとすりおろす
③糠漬け前の野菜の板ずりの塩分を控えめにして、アクセントにみかんの皮を使う
漬けた後のみかんの皮も刻んで食べている
④趣味の俳句を詠むために辞書を引き脳を活性化する
⑤学生時代から続けているコーラス、腹式呼吸と歌詞を暗記するのでに脳が活性化し、歌う時の腹式呼吸で全身の血行がよくなる
⑥歩くときは歩幅を意識、歩幅を広くしている
※歩幅が広い人は認知症になりにくく、歩幅がせまい人は認知症になりやすいといわれています
鷺谷病院の定方定一医師89歳の場合
55歳まで心臓外科医として活躍され、現在は整形外科医として週に3日程度診療しているそうです。
普段から気を付けているポイント!
①ニンジン1本、リンゴ1個と水350mlをミキサーにかけ朝と晩の食前に飲む
②食べる順番に気を付けている(特製ジュース➡おかず➡ご飯)
食前にジュースを飲むことで、お腹が満たされ食べ過ぎがないので、無理なくカロリー制限できている
③1日の摂取塩分量を決め、減塩を実施している
食卓に醤油などの調味料を置かない
④毎朝つま先たち運動を50回
⑥マンションの階段を昇り降りすることで、毎日の習慣を運動におきかえている
⑦趣味のゴルフで運動とスコアと反省点を記録、認知症を予防する
⑧週1回のカラオケを楽しむ
⑨常に新たな目標に挑戦し続ける気持ちを持つ
まとめ
健康に過ごされている長寿の方々は、生活の中で常に自分の目標や楽しみを持ち、人々とのふれあいをとても大切にして過ごされていました。
足腰を動かしたり、バランスの良い食事、ふれあいや感動するこころでオキシトシンをたくさん増やせば健康で長生きができる方法のようです。簡単なところからマネして普段の生活に取り入れてみませんか。