世界ふしぎ発見から乳酸菌パワーがすごい!

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3月19日の世界ふしぎ発見!乳酸菌の摂取で花粉症が改善される?は非常に興味深い内容でした。花粉症に限らず世間にはいろいろなアレルギーが蔓延していますよね。

私の子どもにも花粉症ではなく、科学繊維でアレルギーを起こす子どもがいます。化繊の洋服で、特に首回りが赤く腫れてかぶれたようになってしまいかわいそうに思っています。

薬に頼らずに症状が改善されるのなら、こんないいことはないですね。

同じように悩んでいる人も、改善のヒントになるかも知れません。

すんき漬けって何?

すんき漬け、初めて聞くかたも多いのではないでしょうか。

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私も今日初めて知りました。すっぱいお漬物だそうです。

すんき漬けは長野県の木曽地方で食べられている、塩を一切使わずに乳酸菌だけで発酵させたお漬物なのだそうです。赤いカブの一種の葉っぱだけを使い、11月と12月の限られた時期だけ作る貴重なお漬物なのだそうです。

すんき漬けの乳酸菌Sn26がアレルギー症状を軽減する

元信州大学の教授、保井久子先生が長野県内でアレルギーの調査を行い、アレルギー症状を持つ人の割合が長野や松本に住んでいる人が44.3%に対し木曽町に住む人は16.9%にすぎなかったそうです。

そこで木曽地方で食べられているすんき漬けに注目し、多種多様な乳酸菌が含まれている中から特にアレルギー症状を軽減するSn26という乳酸菌を発見したそうです。

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保井先生は乳酸菌はIgE値を基準に戻す働きがあると話されています。

アレルギー患者は免疫のバランスが悪くなっていて、乳酸菌を摂取すると免疫細胞のバランスが良くなることがわかっているそうです。

●実験時期:1月下旬から3月上旬

●期間:6週間

●実験人数:6名

●実験内容:乳酸菌(Sn26)パワーで花粉症が改善されるか否か

「すんき豆乳」と名付けた物を毎日100g摂取

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※「すんき豆乳」とはSn26が入った溶液を豆乳の中にいれ、発酵させたもの

6週間後
●明らかに花粉症の症状が改善した・・・・4/6
●採血によるIgE値の検査でIgE値が高く、500以上あった人が全て下がった

例年に比べて明らかに花粉症の症状が良くなったと答えた人が多く、乳酸菌の摂取で症状が改善されるのならば、毎日とってみたいと思います。

アンチエイジングにも乳酸菌?

エクオールが関係しているそうです。

エクオールは女性らしさを保つ物質の一つで、腸の中に住む細菌の力によって作られることが近年の研究でわかってきたそうです。

女性は更年期を迎えると女性ホルモンが減ってしまい、更年期障害や骨粗しょう症などを発症してしまうリスクがありますが、エクオールは女性ホルモンの働きを補い、更年期障害や骨粗しょう症を軽減してくれる働きがあるそうなのです。

またエクオールはしわを少なくしてくれる研究も発表されているそうです。

エクオールの働きはそれだけでなく、エクオールが体内で作ることが出来ている人は男女ともに、がんになる人が少ないという研究も発表されているそうなんです!

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エクオールは腸内で作られるのですが、作ることができるのは全員ではないそうです。

エクオールが作ることが出来る人の割合は欧米では20~30%だけ、日本でもわずか43%ほどなのだそうです。

なにやらエクオール検査キットなるものがあるそうで、尿検査だけで簡単にわかるらしいですよ。

エクオールを作れる人って?

気になりますよね、エクオールを作れると作れない人の違い。

これには食生活が大きく影響しているそうです。

エクオールを作れている人の共通点は大豆製品を毎日摂取していたんです!

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エクオールは腸内に住む菌が大豆に含まれるイソフラボンのダイゼインという物質を原料に作るそうなのです。だから、エクオールを沢山つくるには大豆の摂取が重要なのです。

また、納豆や味噌のように大豆を発酵させることで、ダイゼインがたくさん作られることもわかってきたそうです。

エクオールを作れない人はどうしたらよいのか?

イーク表参道産婦人科専門医、高尾美穂医師はこのように説明しています。

◎腸の中の環境をよくする(自分の中で快便だなぁと思える状態)自分にとってのお通じのペースがちゃんと保たれていることが大事です。

◎日本の古来からある良いバランスの食事、日本人の腸にあった食事をしっかりとることが大事

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大豆の他にダイゼインを含む食品は?

正解は「くず」なんです。

葛は納豆と同じマメ科の植物でダイゼインが納豆の3倍も含まれているそうです。

葛を乾燥した根には薬効があり、これが風邪の引きはじめなどによく使う漢方薬の葛根湯の材料なんです。

腸内細菌でうつ病や認知症を改善する?

細菌の研究では腸内細菌と脳の関係が注目されいるそうです。

腸内細菌は人の気分や性格まで影響を及ぼしているの可能性がありそれを研究している医師がいるそうです。

アメリカUCLAの教授エメラン・マイヤー博士はこのように説明しています。

腸と脳は神経で結ばれ、お互いに指令のようなものを出し合っています。そのうちの7割は腸から脳へ出されています。

研究で腸内環境によって感情に変化が現れることがわかってきており、食べ物で腸内環境をコントロールすることで、うつ病や認知症に自閉症など脳に関係のある治療に役立つと考えています。

日本でもこのような研究をされている医師がいるそうです。腸内環境の改善をうつ病の治療に使っている新宿溝口クリニックの医師、溝口徹院長は、精神疾患の原因の一つが栄養素の欠乏症から起きていると考え、うつ病の治療にビタミンなどを投与するそうです。

こちらのクリニックでは患者の約9割が改善し、抗うつ薬を使わなくても症状がよくなっているそうです。

腸 脳 相 関

腸は「第二の脳」とも呼ばれる独自の神経ネットワークを持っており、脳からの指令が無くても独立して活動することが出来ます。脳腸相関とは、生物にとって重要な器官である脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあうことを示す言葉です。

出典:http://institute.yakult.co.jp/japanese/dictionary/word_3611.php

例えば、お腹の調子が悪くなり下痢が続いたり、痩せてしまったり太ってしまったり、そのようなことがあった後にうつ症状がでる人がいるそうです。

うつ症状が先にあって、その後お腹の調子が悪くなり、さらにうつ症状が悪化する人もいるそうです。

寝たきりを1年間体験したAさんの場合

抗うつ薬の投与も長く続かず改善がみられなかったが、うつ病の治療の柱はビタミンや乳酸菌のサプリメントを飲むことで、腸の内壁を改善、肉などのたんぱく質を多く摂取することをすすめられ、実行しうつ病が完治したそうです。

発酵パワーが認知症が改善?

日本古来からあった甘酒、最近では夏バテ予防などで注目が集まった食品ですが、なんと甘酒の摂取で認知症の改善が見られたそうですよ。

甘酒を摂取したら、

それまで、夜間に大声を出したりしていた認知症の患者が、ちゃんと寝るようになったのだとか。

甘酒に含まれる乳酸菌が腸内環境を良くしたことが考えられるそうです。

まとめ

乳酸菌を多く含む食品を積極的に摂取することで、アレルギー症状の改善がみられたり、大豆製品を多くとることで腸内でエクオールという物質をつくり、それがアンチエイジングにも効果があるということがわかりました。そうと聞くと毎日の食事の中に納豆や豆腐、昔からの日本人の食事を1日1回は取り入れて、腸内環境を整え、アレルギー知らずの健康体すごせたらいいな、と思います。

アレルギー症状が出てしまっている娘には、すんき漬けを購入して食べさせたいな、とも思います。薬に頼らず食事で治せるのならば、それが1番ですからね。

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