3月2日の「あなたの常識は非常識ソレダメ!」で春の味覚の新常識が取り上げられていました。今までやっていたあさりの砂抜き方法もあさりの味噌汁の作り方も非常にもったいないやり方だったんですよ。今日おぼえたらこれからの調理に使えますね!
もっと早く知っていたら、今日の潮汁のはまぐりにも使えたのに・・・。とは思いますが。
美味しいあさりの見分け方
貝にもいろいろ丸っこいもの平べったいものいろいろありますよね、でも平べったいあさりのほうが身が詰まっていて肉質が柔らかいそうですよ。平べったいあさりが多く入っていそうなパックを選んだらいいのですね。
あさりの砂抜き後にすぐ調理するのはNG
普通あさりを砂抜きしたらすぐ調理に取りかかりますよね!?
どういうこと?って思いますよね。
では砂抜き後どのようにすればよいのでしょうか。
貝料理専門店、焼貝うぐいすの店主延田燃圭さんは砂抜き後のあさりをすぐに使わない理由をこのように説明されています。
●砂抜き後すぐに料理するのは非常にもったいない
●砂抜き後のあとの作業が肝心
ひと手間加えて旨みが数倍になる方法
砂抜き後に放置する!?
その理由は
あさりにはコハク酸という旨み成分が含まれているそうなんですが、砂抜きの後放置して一晩置いておくと、生き延びようとしてコハク酸をたくさん作るのだそうです。あさりが呼吸できない過酷な状態をつくることでコハク酸=うまみ成分が最大7倍にもアップするそうですよ!
スーパーで売ってる砂抜き済みのあさりでもこの方法で旨みがアップするそうです。
このひと手間で超美味しいあさりになるのだったらやらない手はないですね!
そのやり方とは
①砂抜き後のあさりをザルにあけ、あさりが乾燥しないように表面を濡れたキッチンペーパーで覆う。
②この状態で一晩放置
③死んだあさりを取り除く
死んだあさりはどうやって見分けるのでしょう?
一晩放置したあさりをボールに移し、水道水を流しながらゴシゴシあらう。たったこれだけで死んだあさりがわかるのだそうです。死んでしまったあさりは口が開いてしまい、指で押さえて閉じてもまたすぐ開いてしまうのだそうです。口の開いてしまったあさりを取り除けば良いのですね。
旨み成分の凝縮した究極の味噌汁
あさりは口が全部開くまで煮るはNGだった!
従来のあさりの味噌汁の調理方法はあさりの口が全部開いてから味噌を溶かしますよね!?
そのような調理をしている方のほうが圧倒的に多いと思います。
しかし、焼貝うぐいすの店主延田燃圭さんは、あさりは加熱し続けると身がどんどん縮んでしまうのであまり美味しくないと話されています。
そして、本当に美味しいあさりの味噌汁の作り方を教えてくれましたよ。
延田燃圭さん直伝!あさりの美味しい味噌汁
作り方
①鍋にあさりと水と酒を投入し、火をつけます。
ココがポイント!
②すぐに鍋に味噌を溶かし入れます。(湯が沸いてない状態)
③湯が沸騰してあさりの口が2、3個開いた状態で火をとめます。
④蓋をして余熱で(およそ2分)全部の貝が口を開くのを待ちます。
まとめ
あさりは平べったいものを選ぶと身が詰まって柔らかいそうです。また、砂抜き後、放置して旨み成分が十分に増えたところで調理して食べるのが一番美味しいそうです。加熱をし過ぎない、加熱を極力ひかえることで、身がふっくらした状態で食べられるそうです。
これらをふまえて調理すれば、きっとあなたのあさりの味噌汁もプロの味に近づきますよ!